東通り自由帳

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500円フォトブック「TOLOT」作成記

ワンコインで作れるフォトブック「TOLOT」の半額クーポンをいただいたので、これまでに撮った写真で一冊作ってみました。
注文したばかりなのでまだ届いていませんが、作成の段階でこだわった部分や気になった部分を忘れないうちにまとめておきます。鉄は熱いうちに打て、と申しますゆえ。

主な仕様

  • できあがる本は文庫本サイズ、写真を入れられるページ数は62
  • 料金は1冊500円(送料込み)。クーポンコードか紹介コードがあれば1冊目は半額の250円!
  • 注文に使える端末はPC(Windows/Mac)・AndroidiOSの3種類。いずれもアプリからの注文。

制作の流れ(こだわり編)

今回は一貫してPCで作業しました。
単純に手持ちの写真ファイルを選ぶだけでもいいんですが、TOLOTは(よく言えば)工夫次第でクオリティを上げられる仕組みになっています。
「ワンコイン品質のものに労力をかけても割に合わないんじゃ……?」そんな疑問を抱きながらも、結局はいろいろとこだわっちゃいました。そのぶん良い物が出来上がってくるといいな。

最初の準備

最初はアプリのインストールと会員情報を登録した……はずなんですが、実はそれを行ったのは1年以上前のこと。どんな流れだったのかさーっぱり覚えてないので割愛します('-'*)

写真選び

Adobe Photoshop Lightroomを使って、載せる写真と仮の掲載順を決めていきました。

要は気に入った写真を選び出して並びを決めるだけなので、候補とする枚数が少なければ特にツールは必要ありません。
が、今回じぶんが決めた選考対象は、Nikon 1を買ってから現在までの全ての写真。期間にしておよそ2年間、枚数にして4400枚以上。Lightroomの整理機能のおかげでスムーズにできた作業だと言えます。ありがとうAdobeさん*1

未来の自分と他のLightroomユーザーの方のために、具体的なプロセスも書いておきます。
レーティングしていなかったフォルダをがんがん見返して☆やキーワード(タグ)を付け、主に☆4~5つの写真の中から「これぞ!」という写真に採用フラグを付け、枚数が集まったところでフラグを付けた写真を抽出し新規コレクションを作成。コレクション内で並べ替えや入れ替えをしながらフォトブックの構成を考えました。

載せる写真が決まったところで、一括して新規フォルダに書き出し(写真ファイルをコピー)。
決めた掲載順を忘れないように、ファイル名を2ケタの連番(01~62.jpg)に手作業で変更しました。
よく考えたら連番付けもLightroomの書き出しオプションで自動でできたはずだけど、今となっては過ぎたこと……。

1枚ずつトリミング&画質補正

TOLOTのアプリでは、縦長の写真は自動的に端が切られてページいっぱいに配置されますが、横長の写真はトリミングされずにそのまま、上下に余白ができる形で配置されるためプリントサイズが小さくなります。
横長の写真を大きくプリントしたければ、アプリの機能で90度回転させて写真の向きを変えるか、もしくはPhotoshop (Elements)を使って、テンプレートを元にページの縦横比に合わせてトリミングしなければいけません。アプリには手動でトリミングする機能がないんです。

言葉だけでは伝えにくいので、図で説明するとこんな感じ。

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主に(縦で撮ることが多い)スマホユーザーを想定したサービスなんだろうなあという印象です。

しかも、Photoshopユーザー向けに提供されている情報を読むと、「刷り上がりはモニターで見るより彩度が落ちるから、彩度とコントラストを強めに調整してね★」(←意訳)と書いてあるっていう。
いやいや、分かってるなら自動補正してよ……!?

などと文句をこぼしつつ、結局は写真を一枚一枚Photoshop Elementsで開いてトリミングを試みました。縦長にしても構図が成立する写真は縦長に。そのままでないと成立しない写真はそのまま。いずれも彩度はやや強めに調整。

それから、見開き(左右2ページで1枚)にしたい写真は、専用のアプリ「SPLI-TO」を使って左右に分割します。Android/iOS版ではアプリ本体の機能で見開き配置を選べるようなので、PCユーザーだけに求められる作業です……。

始める前は途方もない作業のように思えましたが、いざやってみると……時間は実際めっちゃかかりましたが(笑)、横の写真を縦に変えるのは構図を新たに決め直す作業であり、大げさに言えば写真をもう一度撮り直すかのようで、意外と楽しくもありました。

おまけページの作成~注文まで

食べ物の写真は小さくてもいいだろうと思って、1ページに2枚の写真をレイアウトすることに。
Photoshop Elementsに内蔵されたデザインを組み合わせてこんな感じに作りました。

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それから、トリミングする前の本来の構図の写真もすぐに見返せるようにしたいと思って、写真をオンラインストレージにアップし、共有URL(bit.lyのCustom Bitlink)とQRコードを載せたページを作成。

TOLOTアプリには、1ページに複数の画像を配置したり、画像と同じページにテキストを入れる機能がありません。少しでも凝ったことをするならアプリ外での作業になります。
(便せん風などのグラフィカルなページをアプリ内で挿入できますが、今回はニーズに合わず使っていません)

こうして準備した画像を、すべてアプリに読み込んで配置。多少の手直しをしたり、表紙のデザイン選択やタイトルの入力をして、プレビュー表示で仕上がりを確認。
発送先や支払い方法などを指定して……ついに注文完了!

作ってみての感想。

アプリの機能の乏しさに不満は感じましたが、終わってみれば、工夫しながら作る過程が楽しかったです。
なので、自分でしっかり作り込むのが好きな人か、逆に仕上がりにこだわるよりもフォトブック作りを安く体験してみたい人には向いてるかなと。

洗練されたフォトブックを簡単に作りたいなら、PhotobackDreamPagesといった他のサービスを選ぶべきだと思います。どちらも1000円台からとそれなりのお値段ですが、そのぶん満足度も高いはずです。

現物が届いたら仕上がりについてもレポートしますね。きっと。たぶん。
紹介コードをご希望の方はこちらをどうぞー。↓

*1:Lightroom 5、実は昨年キャンペーンでいただいたものなんです