21.5インチ4K iMac(2017)デビューの記
春から続けてきた肉体系下積みバイトの日々がついに終わりを迎え。
その最初の大きな成果として、最新のiMacを買ってMacデビューしました! ばばーん!
これからWeb制作を仕事(少なくとも副業)にするための修行期間に入るにあたって、将来的にWeb系の会社に入ると仮定して(それが理想の働き方かはおいおい考えるとして)、使うことになるマシンのOSがWindowsでもMacでも、基本操作の段階なんぞで戸惑わないように備えておきたい。
……というのが一応、Macを選んだ建前上の理由なんですが。
本音を言うと、昔からずーっとMacのデザインに対して憧れがあったから(それこそカラフルなiMacの頃から)、コスパ度外視で一度は買ってみたかったんですよ。今回、憧れがひとつ現実になって、ほくほくとしみじみと喜びを味わっています。高級感がすごいんじゃ。新車じゃ。
ここから先はだんだん深く具体的な内容(長文)になっていくので、Windowsからの乗り換えやMac購入に興味がある方だけどうぞ。
Windowsユーザー歴14年ゆえの戸惑い
近年のWindowsの評判として「Macの機能を模倣している」と書かれているのをこれまでに何度か目にしてきたので、実はもうだいぶ似通っていてすんなり移行できるんじゃないか? と楽観的に構えていました。ところがOSの操作性の違いというのは、売り文句の中に出てくるような「機能」よりももっと細かい部分に潜んでいるものだと知りました。
コピペなどに使う特殊キーが名前も配列も違う。HomeキーやEndキーがない。Finder(≒エクスプローラー)でファイルのカット(切り取り)ができない。アプリのメニューが画面最上部にある(存在を忘れがち)。マウスの移動速度の感覚が別物。左親指でトラックパッドを触ってマウスカーソルを動かせない(これだけはデスクトップとノートの違い)。
Macデビュー初日は、これまでの自分がWindowsのノートPCにどれほど深く最適化した状態だったかを再認識させられました。
それから2週間あまり。MacをWindows環境と同様にスピーディに操作できるようになるには、今までWindowsでしていたように、ショートカットキーやジェスチャー、ウィンドウ操作系の機能(Mission ControlやSplit Viewなど)を積極的に身につけて活用していくことが大切なのだと気づいて、少しずつ操作スキルを高めている最中です。Windows 10では使っていなかったデスクトップの切り替えも使うようになりました。
できることが増えていくのが楽しい! 今は押しづらいcommand + V(ペースト)もそのうち手元を見ないで押せるようになるのかなあ。
今宵も寝る前にMacのお勉強。ショートカットのカスタマイズとSplit Viewの存在を覚えた! Windowsではウィンドウのフリックを時々使ってたからSplit Viewもぜったい出番来るはず。
— もちゃ (@kamiu) 2017年8月9日
ところで本日のMacいじり日記。Home/Endキーがない代わりにcommand + →で文末にカーソルを飛ばせることを覚えた! これ大事! あとATOKの辞書ウィンドウ表示がcontrol + Wだということも。ATOKのショートカットはもっと色々掘り下げときたい
— もちゃ (@kamiu) 2017年8月11日
4Kすごいの話と、お得なぽちりかた
一方、スペックの面では非っ常に快適です。中途半端にケチらないで100%欲しい構成で買っておいてよかったですほんと。
初体験の4Kディスプレイ、デフォルトの解像度で使っているので情報量こそ実質フルHD相当ですが、テキストも写真も動画もきれい! Lighroomでの写真の現像作業がとても捗るし、アニメやTV番組を流しながら別窓のTweetDeckで実況ツイートするのも快適……!
グラフィック性能はかなり高く、Boot camp上のWindows 10では『ドラクエⅩ』のベンチマークソフトが4K解像度でも普通に動作しました(4K最高品質で「普通」、2K最高品質で「すごく快適」)。それでいて不安になるほど静か。
ちなみに以下の構成で注文しました。
21.5インチの中では最上位のモデルをベースに、メモリとストレージをランクアップ。おそらくストレージのSSDへの変更が一番パフォーマンスに効いたはず。
自室の環境にフィットするのは21.5インチでしたが、もし机がもっと広ければ、自力でメモリ増設が可能な27インチ(5K)を選んだかもしれません。
ここで突然のお得情報なのですが、Appleの公式オンラインストアはポイントサイト経由で買うと購入額の数%分のポイントが還元されます。
今回は楽天グループのポイントサイト「Rabates(リーベイツ)」を初めて利用してみたところ、購入額の2%+初回キャンペーン分を合わせて楽天スーパーポイントが3000Pももらえました*1。承認も速かったしおすすめできます、楽天ユーザーの方はぜひここ経由で。↓
入れてよかったアプリケーションのリスト
現在インストールしているアプリの中から、特に入れてよかったと感じるアプリをさくっと書いておきます。
カーソルセンス
マウスカーソルの加速度と感度を細かく設定できる有料アプリ(980円、試用期間20日)。
導入前のマウスの感覚にはとても慣れる気がしなくて途方に暮れかけていましたが、インストールして一番人気の設定を選ぶだけでカーソルが劇的に動かしやすくなりました。980円がこれっぽっちも惜しくない、まさに神アプリ。
今は微妙に調整して《加速度0.38 / 感度1700》に設定中。
ATOK 2017 for Mac
日本語入力システムの違いも快適さに直結するので、使い慣れているATOKの最新版を購入。直営ショップで買えるダウンロード版がお得でした。
www.justmyshop.com
通常版を買い、プレミアム版に含まれる電子辞典のデータをWindows版から移行。
(手順: [056117]Windows版のATOKで使用しているATOK連携電子辞典を、Mac版ATOK 2016で使用したい)
昔はてなハイクのキャンペーンでもらったATOK用の広辞苑もまだまだ重宝しております。
Google Chrome
やはりWebブラウザーには拡張機能とスマホ同期が欠かせないので。
以前使っていたマウスジェスチャー系拡張がMagic Mouse 2では動かせなかったので「smartUp Gestures」に乗り換え。
Vivaldi
旧Operaの思想を受け継ぐ新進のWebブラウザー。前のノートPCではGPU周りの不具合に悩まされて使わなくなっていたので、改めてたまに試用中。
標準搭載のマウスジェスチャーがMagic Mouse 2でも普通に動くところがすばらしい。
X Lossless Decoder(XLD)
音楽CDをインポートする際に使用。iTunesでは選択できないこだわりの設定が可能。
きょうのMac日記。CD取り込みツールとしてXLDを導入(セキュリティ機能で起動がブロックされて少し戸惑った)。
— もちゃ (@kamiu) 2017年8月12日
「VBR(制限付き)」ことTVBRの最高品質でインポート、この設定が今はやっぱり好き。https://t.co/4cbqkZJhV9 pic.twitter.com/9ApMxYvAkF
news.mynavi.jp
買いそろえた周辺機器リスト
周辺機器も春から少しずつ新しいものを買いそろえてきました。Macでも使えてMacに似合ってWindowsでも使えるもの、を条件に。
結果的にどれもきちんとMacで動作しています。無駄にならなくてよかった。
USBスピーカー: JBL Pebbles
PCのスピーカーをJBL Pebblesに買い換え! 音が自然で聴きやすい😎#JBL #音楽じゃなくて #アメトーーク見てる pic.twitter.com/nhC1Qhi8Wr
— もちゃ (@kamiu) 2017年3月20日
iMacの内蔵スピーカーも結構聴きやすい音で鳴りますが(さすがだね)、聞き比べるとやはり音の伸びが違いました。お気に入り。
JBL Pebbles バスパワードスピーカー USB/DAC内蔵 ホワイト JBLPEBBLESWHTJN 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: JBL
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: Personal Computers
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JBL PEBBLES ホワイト USB DAC内蔵 PC用高音質スピーカー(JBLPEBBLESWHTJN)
- ジャンル: 家電・AV・カメラ > オーディオ > スピーカー > その他
- ショップ: eイヤホン楽天市場店
- 価格: 5,420円
Blu-rayドライブ: Pioneer BDR-XS06J
どんどん入れてこー。#インポート祭り pic.twitter.com/E4vBqHDyX5
— もちゃ (@kamiu) 2017年5月22日
Pioneer製のディスクドライブは、音楽CDのデータを正確に読み取れる「PureRead」機能が音楽好き的には最大の魅力。
MacOSではもっぱらCDドライブとして使い、Blu-rayの映像ディスクを観たいときはBoot campのWindowsに切り替えて使っています。Blu-ray再生時の駆動音は小さく、鑑賞の邪魔になりません。
《BDR-XS06J》はカタログ上はWindows用の機種ながら、Mac対応の《BDR-XS06JM》や《BDR-XS06JL》とはバンドルソフトが異なるだけでハードウェアは同一と思われます。実際、Mac用に配布されているドライブユーティリティがこの機種にも使えました。
Pioneer(パイオニア) USB3.0対応 BDXL対応 スロットイン型 ポータブルブルーレイドライブ シルバー BDR-XS06J
- 出版社/メーカー: パイオニア(Pioneer)
- 発売日: 2015/07/24
- メディア: Personal Computers
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USB3.0ハブ&SDカードリーダー: Satechi
SatechiのUSBハブ&SDリーダー届いた! なかなかいい質感! https://t.co/9YoFE6XYIY pic.twitter.com/mDXZrNZrTY
— もちゃ (@kamiu) 2017年7月22日
ある日「iMacの背面のUSB端子に手を回すのがめんどくさい」という口コミが気になったので、少しでも快適に使いたくてiMac本体よりも先に調達。
AmazonでMac向けのUSBハブを探すと似たようなデザインの商品が複数見つかりますが、アルミニウムの質感が良いというレビューと、メーカー名表記のウェイトが細く主張しすぎていない点に魅力を感じて購入(ANKERは見習うべき)。
Satechi アルミニウム USB 3.0 ハブ & カードリーダー (シルバー)
- 出版社/メーカー: Satechi
- メディア: Tools & Hardware
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外付けHDDドライブ: ロジテック直販モデル(3TB)
256GBのSSDだけでは容量が足りないので、写真・動画・音楽の保存とTime Capsuleでのバックアップ用に外付けのHDDを使っています。静音性と信頼性を重視して選んだ結果、ファンレスかつ中身がWD Blueだと明記されているロジテック製を選択。
省電力&静音モデル WDドライブ搭載 USB 3.0 外付けハードディスク HDD 3TB ホワイト LHD-ENA030U3WSH
- 出版社/メーカー: ロジテックダイレクト
- メディア: エレクトロニクス
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WD Red(サーバ用に24時間稼働を想定した上位モデル)版の機種と迷ったけれど、コスパ的に割高に感じたので今回はBlueで。HDDの故障率って結局は運次第なとこあるしね。
MacOSでのパーティションの切り方はAppleのサポートページに書いてありました。
→ macOS SierraのためのDisk Utility: 「ディスクユーティリティ」を使用して物理ディスクにパーティションを作成する
それにしてもWD(Western Digital)、東芝のメモリ事業売却に関連してすっかり一般社会にも名前が知れ渡りましたね。あまり良い意味でではないかもだけど。
困ったことがなくもない
ここまで長々と書いてきたように、お金と時間をたっぷり注ぎ込んだ分とても幸せなマシン環境が仕上がりつつあるのですが、解決したい課題はまだいくつか残っています。
肝心の制作環境の構築がまだ手つかずだとか。
今まで使っていたノートPCをサブ機として続投するなら、MacとWindowsの両方でクライアントソフトが安定しているクラウドストレージを選び出さなくてはいけないとか。
OneNoteに入力中にATOKの文節区切り位置が表示されないのが不便だとか。
そして、金銭的な面でも一つの問題が。
それは、ディスプレイが綺麗すぎて手持ちのデジカメ(Nikon 1 J1)の画質がAPS-Cサイズ以上のデジイチに敵わないことがはっきり見えすぎてしまい、動画もフルHDではもはや物足りず4Kで撮りたくなって、もっといいカメラが欲しくなりそうなこと!
おお、なんということじゃ。沼じゃ。