東通り自由帳

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“意外と普通”なWindows 8

Windows 8に移行して数日使った上での感想。
まだ新たなメリットを享受するところまではいってないかもしれませんが、とりあえず、普通に使えてます。

スタートメニューはなくても平気

実際に使ってみると、新しいスタート画面も悪くないです。画面の左下端をクリックすればいつでも出てくるし、従来のスタートメニューとおおむね同じことができます。
プリインストールのWindows ストア アプリを一通り触ったあとは、タイルの数をすべて一画面に収まるまで厳選する予定。

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コントロール パネルは、スタート画面にピン留めしておいてもいいけど、画面左下端を右クリック(またはWindowsキー + X)すると出るクイックアクセスメニューから辿るのが一番早いかな。

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新しいアプリ探しはまだあんまりやってませんが、品揃えのほうもまだまだの段階かなーという気配はします。

7に比べて快適なような、そうでもないような

起動時間は少し早くなりました。これは「高速スタートアップ」(完全なシャットダウンと休止状態の中間的存在?)がデフォルトで有効になっているから。
休止状態は逆に少し遅くなった気がします(メモリの使用量が増えてる?)。
今回は休止状態の出番は減って、スリープとシャットダウンの使い分けがメインになりそう。

安定性はまあまあいい感じですが、さすがに7(SP1)と同レベルとまでは言いづらいです。CCleanerでのクリーンアップなどをやっているうちに多少良くなりました。あとは今後のアップデートに期待。
文字入力周りについてはATOK 2013の正式版リリースにも期待。

システムフォントがMeiryo UIに変わったことにはまだ少し違和感があります。メイリオのほうが字体は整ってるよね……。
このままでもまあいいけど、システムフォントを変更するフリーソフトを試す日が来るかも。

BitLockerとか仮想ドライブのマウントとかはまだ試してないです。
気が向いたらで。

8の価値とは

今回はほんとに「好奇心を満たしたい」という動機が主で、そのために支払った3300円は個人的には妥当な額でした。
パッケージ版の限定価格である5800円で買うとしたら……んー、すでにちょっと微妙な感じです。

成功と失敗を交互に繰り返すと言われるWindowsですが、8がこのジンクスに沿って失敗作になってしまうかどうか、その分岐点の一つは「Windows ストア アプリの充実度合い」にあるんじゃないかなと思います。
少なくとも悪いOSではないはず。今まで通りの使い方は十分できる。
あとは、8の大きな特徴である、新しいスタート画面の中身がどこまで魅力的なものに育つか。単純に言うと「キラーアプリに恵まれるかどうか」でしょうか。

もし今「Windows 8って実際どうですか?」と聞かれたとしたら、とっさには答えが出ないかもしれません。
もしかしたら数年後に面白いプラットフォームになってる可能性がなくはないだろうけど、今のところは興味本位でしか積極的に買う理由はないと思うし、逆に8のプリインストールモデルを避ける必要もなさそうだし。
いろいろ考えたあげく、未知の部分はひとまず棚上げして「意外と普通に使えますよ」的な答えになるかなあ。

とりあえず、買ってよかったです。
なにげにアップグレード初体験だったので、いい経験になりました。