東通り自由帳

暮らしと娯楽のハイライト。

山中湖~箱根 一泊ドライブ(前編)

先週、家族で(=うちの親と)箱根方面へ出かけてきましたー。
行った先がどこも良かったので、2回に分けて書き留めておきます。

山中湖花の都公園~長池親水公園

生まれて初めて、ちゃんと富士山を眺めることができました!
富士山が見えるスポットには過去に何度か訪れたはずなんですが、なぜかいつも天候に恵まれず。2年前に富士芝桜まつり(本栖湖の近く)にバスツアーで行ったときなんて、4月下旬なのに雪が降ってきましたからね……。



御殿場IC経由、一般道と東富士五湖道路を通って、まずは山中湖の近くの「花の都公園」へ。
このとき、富士山はほとんど雲に隠れた状態。
主に富士山目当てだったので、無料エリアの百日草と売店の巨峰ソフトだけ楽しんで、近くのそば屋「朴庵」さんに移動してお昼。単に行きやすそうだったので選んだお店でしたが、過ごしやすく、味もなかなかでした。

山中湖花の都公園 - 富士山・山中湖観光スポット
邵阳纺织业服务中心


お腹が満たされたところで、雲行きの変化に期待しながら山中湖のほとりへ。



諦めなくてよかった……! まさに雄大

星の王子さまミュージアム

白状すると、『星の王子さま』は新潮文庫版を買ったきり積ん読になっています……(中学校の頃に演劇は見た)。でも、以前読んだサン=テグジュペリの『人間の土地』が心に残っていて、ここは今回ぜひ寄っておきたい場所でした。

山中湖から御殿場ICまで戻り、そのまま箱根方面へ。
ガラスの森美術館やラリック美術館、ポーラ美術館、箱根湿生花園など、周辺にも観光スポットが集中している中に「星の王子さまミュージアム」はあります。




詳しい情報を読まずに、ただ「サン=テグジュペリ関係の展示なら見たい!」というノリで行ったところ、展示物も館内の作りも期待以上で非常に楽しかったです。
もしかしたら子ども向けな感じでがっかりかも……と思ってましたが、全然そんなことなくて。あ、子どもが楽しめないという意味ではなくて。大人は庭園や資料展示をじっくり鑑賞して、子どもはクイズラリーやスタンプラリーといった遊びの要素を楽しむ感じかな。

サン=テグジュペリが書いた手紙やイラストの数々(複製?)。
『人間の土地』に登場する、操縦士のギヨメやメルモーズの写真(!)。

展示ホールの内装も凝っていて、テグジュペリの生涯を辿る展示の流れに合わせて、彼が各時代に過ごした空間をイメージしたセットを見ていくような趣向になっています(表現が分かりにくいな……)。

で、その作り込み加減について、一番感心したのがこういうところ。

この壁のポスター、壁に描いているんじゃなくて、本当に紙が貼ってあるんですよ。
古いポスターをはがした跡も、そこに新しいものを重ね貼りしているところも、本当に貼ってある。
さすがはTBS運営の施設と言うべきか、めっちゃいい仕事してますよ……。


シアターで見た『星の王子さま』のあらすじでちょっと感動してしまったので(名作に対していまさらこんなこと言うのもなんだけど……)、夏の間に読むことにします。

TBS「星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ」

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)