東通り自由帳

暮らしと娯楽のハイライト。

紅と白

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横浜では54年ぶりという11月の積雪。紅葉と雪景色のコラボが見られるなんて、ぼくにとっては人生初の出来事。
雪が止むタイミングを見計らって公園にカメラを持ち出した。

5分ちょっとで一周できる大きくはない公園を20分ほどうろうろ。
撮り終わったあと、心の中が部屋の空気を入れ換えたみたいにすっきりしていた。きっと足取りも軽くなっていた。

以前、写真を撮る理由について「普段は見ていないものが見えるから」と書いたけれど、むしろ今回の感覚こそが最大の動機と言えるかもしれない。
カメラを通じて眼前の光景と向き合い、目を凝らし、美しさを見出し、時には瞬間を狙う。そうして雑念をしばし忘れ去る。その中で得られる心地よさは、たぶん一般的には瞑想と呼ぶものに近いのだろうと思う。

この境地(?)に至るには、人目が少なくて気が散らない場所で撮影に夢中になれることが必要なようで、東京・神奈川の名所はだいたい混んでいるから悩ましい。この公園も天気がいい日は遊ぶ子どもが多いし(子どもが外で遊べる場所があるのはいいことだとは思うけど)。
でもまあ、お気に入りの場所と、そこへ通う回数を増やしていきたいなあ。

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